赤ちゃんが夜泣きしてクタクタになった毎日も、幸せだったと気付く日がいつか必ず来るはずだから。

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オーストラリアに在住のケイト・オッグはシドニーの病院で双子の赤ちゃんをめでたく出産。
しかし妊娠期間が27週間だった為、どちらの赤ちゃんもわずか900グラムの未熟児であった。

その為か、女の子の赤ん坊エミリーは健康に生まれたものの、男の子の赤ん坊ジェイミーは
呼吸をせずに生まれてきた。

医療チームは必死の蘇生を行うが、20分後、母親のオッグに彼の死を伝えた。

オッグは回想する。

「担当医は私に男の子の赤ちゃんに名前をつけたか尋ねてきたんです。」

 


「ジェイミーよ。」

担当医は既にブランケットに包まれたジェイミーを抱きながら振り向き、
ジェイミーに伝えた。

「我々はジェイミーを失ってしまった。回復することが出来なかった。残念に思うよ。」

 


「今まで感じたことのない最悪の気分でした。

私はブランケットの中からジェイミーを出してあげました。

彼に力強さはまったくありませんでした。」

 


母親のオッグは肌に触れて彼を抱きかかえたかったと振り返っています。

「私は服を脱ぎ、彼を抱きかかえ彼の顔を胸に寄せました。」

「彼はびくとも動きませんでしたが、彼に語りかけました。」

「私達は彼の名前や妹の名前を教えてあげました。彼が生きている間にやりたかったことを語りかけました。」

2時間後、彼ははじめて生存の兆候を見せ始めた。

「時折、ジェイミーが息をのむような動きを見せたのです。しかし担当医はただの反射作用だと説明していました。」

「しかし、ジェイミーがまるで驚くかのような兆候を見せるにつれ、息をのむ動きが周期的になっていきました。
私は指をつかって母乳をジェイミーに与えました。彼は母乳を飲み、普通の呼吸をするようになったのです。」

「私は一瞬、状況が把握できませんでしたが、その直後、彼は目を開けたのです。奇跡です。」

「そして彼は腕を伸ばし、私の指をつかんだのです。彼は目を開け、頭を左右に動かしました。
担当医は首を振りながら、『信じないぞ。信じないぞ。』と話していました。」

 


この出来ごとについては、
母親のオッグの体が赤ちゃんの体温を保つインキュベーター(保育器)のような役割を果たし、
赤ちゃんに刺激を与えたと考えられているという。

カンガルーなどの有袋類動物がポケットの中で我が子の面倒を見ることにちなみ、
保育器などを使わず、母親が直接赤ちゃんを抱いて世話をすることを
カンガルー・ケアと呼ぶが、今回の出来事によってカンガルーケアの重要性が
さらに大きくなった。

ある専門家たちは集中治療インキュベーター(保育器)より、
肌と肌とのふれあいの方がより赤ちゃんの為になると話しているという。

現在、ジェイミーは5カ月である。

彼の父親のデイビットは話す。
「幸運にも私はとても強く、そして良き妻を得たよ。彼女は直感に従って行動したんだ。
彼女の行動がなければ恐らく、ジェイミーはここにはいなかっただろう。」

UK & World News | Orange UK


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